ターニア(ネタバレ)

【人物】

ライフコッドに住む少女。
両親をはやくに失い、独りで暮らしていました。
もしも兄がいたら、寂しくなかったのに…と夢想していたある日、
山はだの道に、大怪我をして倒れている青年を発見します。

青年は、ムドーに敗れた、レイドック王子。
記憶を失ない、行き場を失った彼を、兄のように扱い、
正体に気がつかないまま、半年間、共に暮らしていました。

記憶を失った王子と、ターニアの間に、
兄妹以上の感情は無かったようですが、
無防備というか…ランドとしては、気が気では無かったことでしょう。

ライフコッド襲撃事件により、
記憶喪失後のレイドック王子の人格は、消滅。
「兄」を失います。
主人公にも、兄に近い感情を抱いているようですが、
別の人間として、区別しているようです。

ランドが、かなり強くプッシュしているので、
このまま押し切りそうな勢いですが、それでいいのか、主人公。

夢の世界のライフコッドは、
ターニアの想いが、強く反映されています。
レイドック王子を、
両方の世界で支えた人物だと言っても、過言ではありません。

夢の世界のレイドック王子、つまり主人公は、
現実世界の気弱な「兄」が、もう少し強かったらいいのに、と
ターニアが願った産物とも考えられます。

つまり、この物語を作りだしたのは、この少女なのかもしれません。

ランドがチャラいのも、本人の深層心理というよりは、
ターニアの願望の結果だと考えた方が、
しっくり来るように思うのですが…。
ああいう性格が好みなのか!?

おにいちゃんの悩みは尽きそうにありません。

<プレイ日記>
「Vol.047 ライフコッドの真実」
「Vol.048 自分探しの終わりに」
「Vol.064 お兄ちゃんはその交際に反対です」

用語集:ターニア(ネタバレなし)

Vol.049 王子様とお呼びっ

下の世界のライフコッドの村で、自分を取り戻した主人公。
レイドック城へ凱旋です。

レイドックへ入ると、兵士がお出迎え。
もう、主人公王子として戻ってきたことを知っているようですが…
あ、グランマーズが知らせに来たのですね。

トムの後任、フランコ兵士長が出迎えます。
主人公と面識があるようですが、知らないなあ。
ごめんなさい。

レイドック王シェーラ王妃と、感動のご対面です。

スタッフが探しました、見つかりました、今スタジオに来ています。
どうぞ~。
(バラ珍風)

そう、二人は主人公の両親です。
しかし、分裂期間が長かったせいか、
元の王子に戻ったのとは、違っているようです。

主人公である精神体の方だけで、ムドーを倒したり、
転職したり、長いこと冒険してしまいましたからね。
主人公は、プレイヤーですから、
王子の子供時代は、記憶にないままですし。

宴の後、寝付けない主人公の元に、グランマーズがやってきます。
夜に目が覚めて、
グランマーズがのぞき込んでいたら、怖いだろうなあ。

グランマーズは、記憶を失ったままの主人公の為に、
過去の思い出を、導いてくれます。
光るポイントが、城中に発生するので、探しに行きましょう。
触れると、思い出が蘇ります。

幼くして亡くなった妹のクラリスや、若き日のトム、フランコ。
ムドー討伐に至るまでの流れ。
そして、ハッサンとの出会い。
(それにしても、ミレーユとの出会いはわからないままですね。
グランマーズによると、彼女も実体を取り戻しているようですが)

一通り見たら、王座に光るポイントが発生しているので、
これを見て終わりとなります。

夜が明けると、レイドック王から、セバスのかぶとが貰えます!
これは、伝説の兜です。
王は装備できなかったようですし、
もっと早く、渡して欲しかったな~。
王としては、合体前の主人公を、
そこまで認めていなかったと言うことでしょうか。

とにかくこれで、自分探しの旅は終わりです。
これからは、大魔王と対峙することこそ、旅の目的となります。
当面は、セバスのかぶと以外の、伝説の武器防具を集めることですね。
めざせ、世界平和!

…自分探しの終わった若者が、世界平和がどうとか言いだしたら、
周囲は嫌だろうなあ。

あと、余談になりますが、
これ以降、夢の世界のレイドックライフコッドの人々にも、
変化が見られます。
ジュディにフラれたり、ターニアが家に泊めてくれなくなったり。
世界平和を叫んだら、モテ期が終わってしまった主人公なのでした。

レイドック王子

【人物】

主人公の正体です。
もともと剣術に優れ、勇敢で優しい人物だったようです。
主人公に向かって伝えられる、過去の評判によると…ではありますが。
(王子に対して、悪口を言える人がいないだけなのかも?)

両親である、レイドック王シェーラ王妃
眠りから覚めなくなった後、ムドー討伐を決意します。

レイドック城へ駆けつけたハッサンと旅立った王子は、
(おそらく)途中で、ミレーユと合流。
協力を得て、ムドーの城へたどり着きます。

しかし、ムドーの幻術を前に、手も足も出ず、敗北。
肉体と精神を分離され、精神体は、夢の世界へ。

本体は、大怪我を負っている所を、ターニアに助けられます。
記憶を失った王子は、気弱な性格となり、
ターニアの兄代わりを勤めながら、
半年間、世話になっていました。

ライフコッドの生活を気に入り、
このままの生活を望んでいたようですが、
村が魔物に襲撃された際、ターニアを守るため、
精神体である主人公との合体を決意。
気弱だった人格と、元々の王子の人格は消え去り、
主人公の人格だけが残りました。

王子の家族には、両親の他、
妹がいたようですが、幼い時分に病で亡くなっています。
(ちなみに妹の名前は、私の場合は「クラリス」でしたが、
ニセ王子事件の四択によって、変化するそうです)
ターニアに引き寄せられたのも、
この妹の存在が大きいと、考えられます。

主人公の名前は任意ですが、デフォルトネームは「レック」。
記録を意味する「record」の略あたりが由来でしょうか。
(録画ボタンを「レックボタン」と言いますし)

「レイドック」って、「レック」+「井戸」ですね…。

ちなみに、主人公は、勇者への転職条件に優遇措置があります。
(バトルマスター賢者レンジャースパースターのうち、
一つをマスターするだけで、勇者に転職可能)
伝説の武器防具を装備できますし、
選ばれし者であることは、間違いないようです。
物語の終盤には、大魔王も、特殊な力を持つ主人公を、
探し出せずにいる事が、判明します。

なんだか、すごそうな主人公ではありますが、
なぜ伝説の装備を、身に付けられるのかは、
最後まで、よくわかりません。
案外、サイズがぴったりな、だけだったりして。

<プレイ日記>
「Vol.002 オープニングだよオザワさん」
「Vol.027 自分探しの旅に出ます」
「Vol.047 ライフコッドの真実」
「Vol.048 自分探しの終わりに」
「Vol.049 王子様とお呼びっ」

シェーラ王妃

【人物】

レイドック王の妻、主人公(レイドック王子)の母。
冷静で理知的な女性です。

ムドーの幻術を打ち破るため、レイドック城で研究を重ねました。
結果、魔王に近づきすぎ、夫と共に、眠りから覚めない状態へ。

しかし、夢の世界でレイドック王として、君臨します。
眠らない王となり、打倒ムドーの対策を練り続けます。
若くて凛々しい姿なのは、夫への願望でしょうか?

ラーの鏡の存在に気がつき、ムドーを倒す、立役者となりました。

主人公の正体にも、早い段階から気がついていたようですが、
感情を抑え、使命を優先する姿は、
王族としてふさわしいものに感じます。
豪快なレイドック王とは、お似合いの夫婦と言えるでしょう。

しかし、ムドー討伐後、夢の世界のレイドック城でハメを外す王を、
城の外から眺める姿を見ていると、
夫婦仲に、暗雲を予感してしまいますが…。

ところで、マルシェの町は、SFC版では「シェーナ」と言いました。
シェーラ王妃の名前と似ていて、少々紛らわしいです。
このブログでも、何度か記述間違いをしてしまい、直しています。

マルシェの町では、バザー開催時、
レイドック王が見学に来る、習慣があったようです。
ここで言うレイドック王とは、シェーラ王妃のことですから、
「シェーナ」という町の名前も、関連があって良さそうなもの。
しかし、実際には、それを臭わすような情報は、みつけられません。

結局、シェーナとシェーラが紛らわしいから、
町の名をマルシェに変更、とも考えられるのかなあ、と思います。
(実在する建築物への配慮との説が、有力のようですが)

<プレイ日記>
「Vol.021 王様の正体」
「Vol.022 夢見るムドーを倒した先は」
「Vol.027 自分探しの旅に出ます」
「Vol.049 王子様とお呼びっ」