フォーン王

【人物】

フォーン城の王様。
鏡に捕らわれた、イリカ姫に一目惚れをし、奔走します。
国をまとめている様子はありませんが、平和なようです。
ろくにカギもかかっていない宝物庫などを見ると、
平和ボケとさえ言える状況です。

主人公達の活躍により、イリカ姫を閉じこめていた、
魔法使いミラルゴは倒されます。
姫の呪いも解け、鏡の中からの救出に成功。
フォーン王は、イリカ姫と結ばれて、めでたしめでたし。

冒険を進めた後、フォーン城を訪ねると、
2人の婚儀が済んだことを、知ることが出来ます。
主人公達も結婚式に招待しようと考えたようですが、
みつけることが出来なかったとのことです。
旅の道のりを考えると、兵士が捜し出せなかったのも、うなずけます。
義理で出席する結婚式って、結構面倒くさいので、
出ないで済んだのは、ラッキーだと考えましょう。

それにしても、フォーン王。
女性に骨抜きにされているだけあって、
かなり情けない王様です。
この国が管理していた水門は、位置的に見て、
レイドックか、アークボルトの侵攻を
防ぐためだったものだった、可能性が高いです。
(数世代前からあるものなので、ムドー対策ではないはずです)
それなのに、よりによって、レイドックの王子に、
水門のカギを渡してしまうとは!
大問題です。

イリカ姫の話によると、フォーン王は、数千年前、
姫の恋人だった男の、生まれ変わりとのこと。
その男は、姫を守りきれず、ミラルゴに殺されます。
つまり、愛する女性を数千年も不幸な境遇に追いやってしまった、
甲斐性無しとも言えます。
(ひどい)

フォーン王は、筋金入りのダメ男かもしれません。
主人公は、自分探しのために、世界を旅するよう、
両親である、レイドック王とシェーラ王妃から言われています。
これには当然、次期王としての視点を持ち、
世界中を見て回れという、意味が含まれているのでしょう。
そう考えた時、フォーン城の危うさは、
見落とすことの、できないポイントと言えます。
ふかく心に、きざみこんでおきましょう。

レイドックとフォーンは、思った以上に近いのですから。

<プレイ日記>
「Vol.041 フォーン城クエスト~王と鏡と呪われし姫君~」
「Vol.042 魔術師の塔に見る純愛と偏愛の狭間」

おしゃれなかじや

【施設】

下の世界、地図南部に位置する、井戸の中で経営している鍛冶屋です。
フォーン城東の水門を開いた後、船で行くことが可能となります。
ルーラにも登録されます。
外海を航海可能となった後、
世界中を探索する、南部地方の拠点にすると、便利な位置です。

この施設では、武器や防具を叩いて、かっこよくしてくれます。
かっこよさの上昇量は、武器防具ごとに決まっていて、
必要な金額もそれぞれです。
鍛えられない武器防具もあります(むしろ、そっちの方が多いです)。

かっこ悪い防具をたたき直してもらおうとすると、呆れられます。
このコメントは必見です。

かっこよさのステータスは、ベストドレッサーコンテストくらいしか、
影響していないような気がします。
つまり、コンテストで必要になったときだけ、
おしゃれなかじやを頼れば良いでしょう。

ちなみに、伝説の武器防具である、
ラミアスのつるぎオルゴーのよろいセバスのかぶとの3種類と、
物語の後半で購入可能となる、オーガシールドは、
鍛えた時に、かっこよさだけでなく、攻撃力、守備力が上昇します。
金額はかなり高いのですが、鍛えてもらう価値があるので、
覚えておきましょう。

また、おしゃれなかじやは、ロンガデセオの中にも、
経営している店があります。
機能としては、どちらも同じなので、
立ち寄りやすい方を、選択すれば、問題ありません。
のれん分けしたのか、ライバル業者なのか…?

<プレイ日記>
「Vol.043 水門の先の海原には」
「Vol.062 伝説装備でドレッサーコンテストにリベンジ」

ロブ

【人物】

ペスカニの漁師。
村一番の漁師でしたが、嵐の日に漁に出て、大怪我を負います。
その時、人魚のディーネに命を助けられ、恋仲に。

人間に、ディーネの存在を気づかれないよう、匿っていましたが、
好奇心旺盛な主人公達に、バレてしまいます。
(この時の変則だるまさんがころんだは、ドラクエ6最大の難所かも)
ロブは、仲間からはぐれてしまったディーネを、
人魚の集う岩場まで、連れていって欲しいと依頼。
主人公達は、ディーネを送り届けます。

ロブは、ディーネのことを最優先に考えていますし、
ディーネもまた、ロブや主人公など、
信じられる人間がいることに、気がついています。
人間と人魚の間には、大きな隔たりがあるものの、
ベストカップルとなりそうな予感です。

物語を進めてから、ペスカニへ行くと、
ロブが、怪我から回復したことを、知ることが出来ます。
そしてロブは、人魚の集う岩場へ。
ディーネの姉、ディーナの理解は得られていないようですが、
仲の良い、2人の姿を見ることが出来ます。

ディーナも認めればいいのに…と思う反面、
ターニアランドの事を思い浮かべて、複雑な気持ちにも。
ディーナ姉さんの感情が、痛いほどわかるのは、
主人公なのかもしれません。

<プレイ日記>
「Vol.044 ペスカニで男をストーキング」

マーメイドハープ

【道具】

ペスカニの、だるまさんがころんだ優勝賞品です。
人魚のディーネを、人魚の集う岩場まで連れて行ったお礼として、
姉のディーナが、マーメイドハープをくれます。

人間不信の人魚達ですが、とても義理堅い様子。
マーメイドハープを使うと、
人魚達が船を泡で包み込み、海底探索を可能にしてくれます。
さすがに上の世界や、地上では、効果がありませんが、
下の世界の海であれば、どこでも駆けつけてくれます。
なんという、行動力。

RPGは、ファミコン時代から、
マップの広さや、乗り物のバリエーションを、
発売前の一つの売りにしていました。
今考えてみると、ゲームの面白さとは、あまり関係がないのですが。

そんな中で、海、空、異世界と来て、
海底というのも、必然的な流れです。
FF3を始め、さまざまなRPGで、海底が登場しました。
ドラクエ6は、その中では、かなり後発です。
しかしその分、内容は充実しています。
施設が豊富で、物語の世界に厚みが増す要素も、
複数用意されています。
ストーリーを進める上では、あまり意味のない場所も多いのですが、
立ち寄ってみると、新たな発見があることでしょう。

海底に住んでいる人が、どうやって生活しているのか?とか、
魔物に襲われたら、海底で戦いようがない、といった、
ツッコミどころも多々あります。
しかし、人魚の泡という、
これ以上にないファンタジー要素で、そんな問題は一蹴。

ひょうたん島に、空とぶベッドに、人魚の泡。
ドラクエ6の世界観から、意図したものではありますが、
吹っ切れた乗り物の数々が、かなり無茶で、気持ちいいです。

<プレイ日記>
「Vol.044 ペスカニで男をストーキング」
「Vol.054 海底も住めば都」